2007/11/26

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「ブレードランナー」BLADE RUNNER




-THE FINAL CUT-
リドリー・スコット監督が、最新デジタル処理を加えたファイナルカットをデジタル上映。
劇場で見られる最後のチャンス。
新宿バルト9にて観賞。
この映画の背景となる、2019年のロサンジェルス。いわゆる近未来を描く映画は、「ブレードランナー」を超えられない。昔も今もこれからも、このイメージに変わる未来都市を創り出せないだろう。
「ふたつで十分ですよ」
デッカードはショーケースを指して「これを4つ」と言ったとき、店の親父は日本語でこう言い返した。
「二つで十分ですよ(なおもしつこく4つと言うデッカードに)わかって下さいよ!」
4つでは多く2つで十分であるというものは何なの?デッカードはうどんと何を4つも食いたかったのか??親父も親父で、4つ買うっていうんだから売ればいいのになぜそこまで客の胃袋を心配するんだ?結局、”4つで多くて2つで十分なもの”が何であったかはっきりわからない。しかしこの場合、それを謎にするほど意味のあるシーンではない。ならばそれが何か脚本には書かれていたはずだ。撮影もしたはずだろう。日本人なら気になるところだ。うどんと一緒に食べる何か・・・
聞くところによると、それは”えび天”だったそうだ。まあそれなら4つは多い。親父の店はてんぷらうどんの店だったのか・・・じつにどうでもいい話だ。
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2007/11/20

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「アフター・ウェディング」EFTER BRYLLUPPET


スザンネ・ビア 監督
2006年 デンマーク/スウェーデン
インドで孤児たちの救援事業に従事するデンマーク人、ヤコブ。運営している学校の財政難に頭を悩ますヤコブのもとに、デンマークの実業家ヨルゲンから巨額の資金援助の申し出が舞い込む。条件はデンマークでの面会。戻るつもりのなかった祖国にに降り立つことになる。そこでさらに、ヤコブは、ヨルゲンから週末に行われる娘アナの結婚式に強引に招待される。断り切れずに出席するが、そこに待っていたのは思いがけない人との再会、そしてさらなる衝撃的な事実・・・。
予期せぬ事実に面して、人生の転換を余儀なくされ動揺しまくる、先進国の大人たち。一方、どんな状況も笑顔で受け入れ生きていこうとする、たくましいインドのストリート・チルドレン。このコントラストの絶妙なこと。
しかし、マッツ・ミケルセンは良い!
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「ブレイブ ワン」THE BRAVE ONE

ニール・ジョーダン 監督
2007年 アメリカ/オーストラリア

自ら悪を裁くもうひとりの自分に目覚めた女性、最愛の恋人を殺されたヒロインが、一挺の拳銃を手にしたのを機に、処刑人のように悪人たちを倒しながら葛藤に揺れる姿とその顛末を描く。
エリカがかつて傍観者であったように、私もこの映画を傍観する。
エリカのようなヒストリー・オブ・バイオレンスを作りたくはない。

自分の愛する街で、愛する人と幸せに暮らしていたのに突然、残酷な犯罪の被害者になってしまった主人公の心理を丁寧に描いている。ジョディ・フォスターの、演技とは思えないほど自然な役作り、哀しみに沈み、辛い状況から自分を取り戻すまでの心情の変化を細かく表現する。
ジョディは相変わらず美しく、45歳とは思えないスレンダーなボディとピュアでクールな眼差しが印象的。
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2007/10/22

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「ハンニバル ライジング」 HANNIBAL RISING


主演のギャスパー・ウリエルが妖しく美しい。それだけ見所だ。
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2007/10/18

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「めがね」

荻上直子 監督

テアトルタイムズスクエア


水曜の昼、けっこう入っていた。しかしこの映画館めちゃくちゃ座りにくくないかい?席番表示もわかりにくいし座り心地も良くない。お尻痛い。

満腹で観てものどが鳴ります。空腹で観てはいけません、お腹グーグーなっちゃいます。

めがね たそがれる いけませんか?

たとえば誰かに「○○さんて○×△ですよね~?」とたずねて「いけませんか?」て答えられたらむっとしません?まあ、状況にもよるでしょうが私は戦闘態勢はいっちゃうな・・・。

「たそがれる」のに才能とか得意不得意があるのか?あるのだ。この南の島で「たそがれる」才能を身につけられれば、どこだろうと世界中で生きていけるようになるのだ、フィンランドで食堂開けるし、アラスカにも住めるし、タヒチで老後を過ごすことだって可能だ、そうに違いない。

この映画は、ダークファンタジーである。めがねをかけた、お互い呼び名以外のことは知らない成人男女が、春の南の島の白い浜辺で海を眺め、それぞれがまったく関係のない秘密に思い巡らせたそがれている・・・のだ。こ、怖い・・・。

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2007/10/15

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「デビルズ・バックボーン」 EL ESPINAZO DEL DIABLO


2001年スペイン
ギレルモ・デル・トロ監督

”ホラー”とは何なのか?

孤児院の中庭に落ちた不発弾

失踪した子供

胎児を漬けたラム酒

怨みを持ったゴースト

助けてくれるゴースト

死体

生きのびること。
大人たちのいなくなった孤児院の門を開け、外の世界へと歩き出す子供たち。戦争はまだ続いており彼らの道のりは遠く先は見えない。しかし子供たちは自分の足でしっかり歩いている。誰に強制されたり促されているわけではない。自分の意思で歩く、真の勇気を持てば困難も恐怖も克服できるだろう。

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「パンズ・ラビリンス」 EL LABERINTO DEL FAUNO
















シネカノン有楽町1丁目
ビックカメラ有楽町店の8階
7階のチケットカウンターで指定席チケットを購入。

2006年メキシコ・スペイン・アメリカ
ギレルモ・デル・トロ監督

”古代ギリシャの神「パン」ローマ神話のファウヌス
一般的には繁殖と全宇宙の神とされているが、それ以前は牧夫と羊の群れの神とされていた。
「パン」というのは道徳観念に関係なく善悪を包括する「すべて」という意味があり、本質的には創造と破壊を生み出す中立者である。” 映画HPより


母親から離されたオフェリアがメルセデスに子守唄をせがむ。その優しい旋律は、後の冷酷な現実に重なり心に突き刺さる。
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